サンワのコラム

基礎化粧品・洗顔・枠練り石鹸の専門家、
サンワ・ウイングスがちょっとためになる豆知識をご紹介。

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正常な抜け毛を気に病む必要はない

朝起きると枕に数本。洗面所にも数本。部屋の床もよく見たら抜け毛が落ちている。ブラシをかけたらまた数本、シャンプーすると数本じゃ済まなくて数十本。その後のタオルドライでもドライヤーでも結構抜ける。こんなに抜けて、髪の毛は大丈夫だろうか!?などと感じたことはありませんか。髪の毛の悩みはさまざまですが、抜け毛を気にしている人、悩んでいる人も多いですよね。「抜け毛」と聞くと悪いもののように考えがちですが、抜け毛のすべてが病的で悪いというわけではありません。実は「正

皮膚常在菌叢「肌フローラ」と美肌との関係

目には見えないし存在を感じることもありませんが、実は私たちの身体には驚くほど多くの細菌(バクテリア)が存在しています。「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。フローラ(花畑)の言葉通り人間の腸内にはまるで一面に広がる花畑のように細菌が生息しています。こういった細菌の群衆が「フローラ」「細菌叢(さいきんそう)」「マイクロバイオーム」と呼ばれています。細菌がいるのは体内だけではありません。最大の臓器とも呼ばれる皮膚にも多くの細菌が生息しています

24時間営業フィットネスジム急伸の理由

運動はその気になればいつでもどこでもできます。とはいえ、何かと理由をつけては先延ばしにしたり、ふと忘れてしまったりと継続して運動するのはなかなか難しいもの。またウォーキングやジョギング、自重での筋トレであれば自宅やその周りでできますが、より効果的に負荷をかけた筋トレを行いたい場合にはマシンが必要となりますよね。 そんなとき気になるのがフィットネスジム。最近では月利用料が比較的安価な24時間営業フィットネスジムが増えてきています。今回は、この24時間営業フィ

嗅覚の不思議

人の嗅覚は不思議です。良い匂いも悪臭も、ずっと嗅いでいると感じにくくなりますよね。それぞれのにおいを良いと感じるか悪いと感じるかの個人差が大きいのも特徴です。今回はそんな嗅覚の不思議についてご紹介しましょう。 鈍いようで敏感な嗅覚 においを感じるとき、体内でどのような反応が起こっているかを簡単に説明しましょう。におい物質が鼻の中に入って嗅粘膜に触れると、嗅細胞が電気信号を発します。この信号が大脳に伝わることでにおいの感覚が生じると考えられています。におい物

性別をこえて「ジェンダーニュートラル」が教えてくれること

大和撫子と大和男児。あるいは、益荒男(ますらお)と手弱女(たおやめ)。日本には古くから男女それぞれにあるべき姿が設定されていました。それが正しいことだったか、良かったことだったかは置いておいて、歴史的にそのようであったわけです。ではこの先はどうなるでしょう。文化は一朝一夕には変わりません。しかし社会は少しずつ変容しているように感じます。白黒つけないままグレーでいられる社会に成熟していきつつあるように感じるのです。 性別を区別しない先にあるもの LGBTQと

使ってみたいオプションアイテム「導入液」とは

スキンケアの基本は洗う、保湿するというシンプルなものです。保湿は化粧水、乳液、必要に応じて美容液などさまざまなアイテムがありますが、最近人気なのが「導入液」です。またの名を「ブースター」と呼ばれることもあるこのアイテムをご紹介します。 化粧水の浸透を促進する役割 導入液は洗顔後のお肌に化粧水よりも前につけます。先に導入液をつけることで、その後のスキンケア効果を高める狙いがあります。というのも、角質層は基本的には水になじみにくい性質を持っているため、化粧水を

女性も気になる加齢臭対策3つのアプローチ

1999年、日本油化学会で「加齢臭」というインパクトのある言葉が初めて登場しました。高齢者の体臭の原因の一つが2-ノネナールという物質だと発見されたのです。加齢臭と言えば中高齢男性をイメージしがちですが、実はもともとは体臭やにおいに敏感な女性向けの商品開発に役立てようと研究が進められていました。加齢臭は決して恥ずかしくありません。加齢臭は程度の差こそあれ、男女の区別なく全ての人が加齢により経験する自然な身体のにおいです。ただし、皆にあるものだからと言って放

虫歯や歯周病が肌荒れを引き起こす!?

毎日スキンケアを頑張っていても、しつこい肌荒れがなかなか改善せず困ってしまったことはありませんか。その場合、顔の皮膚というミクロな視点だけでなく身体全体というマクロな視点からも肌荒れを考えてみましょう。睡眠不足や食生活のバランスの悪さなどは肌荒れにつながりそうだとすぐに思いつきますが、思いがけないところでは口の中の環境もお肌に影響を与える可能性があるのです。 歯のメンテナンスと美肌の深い関係 行かなければと思いつつ、ついつい後回しにしてしまいがちな歯のメン

ストレスとうまく付き合うための対処法②3つのC

前回はストレスに対処するために意識して実行したい「3つのR」、レスト・レクリエーション・リラックスについてお伝えしました。今回はストレスをどう考えればよいかという心構えの指針となる「3つのC」についてご紹介します。 認知によって世界は変わる ストレス対処における3つのCはストレス心理学の世界的権威マッディ・サルバトール・R氏が説いた理論です。・コミットメント(Commitment):関わり、つながり・コントロール(Control):制御・チャレンジ(Cha

ストレスとうまく付き合うための対処法①3つのR

ストレスがない生活にあこがれますか。自由気ままに過ごせて楽しそうですが、実はストレスは生活に張りを持たせるために必要なもので決して悪いばかりのものではありません。適度な緊張感があることでオンとオフをはっきりと区別したり、挑戦-達成という成長のチャンスとなったりするのです。ただ、現代人の日常的な生活ではどうしてもストレスは過剰になりがちです。ストレスが過剰だと嘆き、つらい状態を受け入れるばかりではなく、うまくストレスと付き合っていくのが肝心です。ストレスと付

ひじ・膝が黒ずむ原因と対処法

 暖かくなって、頬を撫でる風が爽やかな、太陽の光を一身に浴びると気持ちが軽やかになる、そして肌を出した格好が心地良くなる季節が近づいてきています。冬の間は衣服の下で隠れて見えなかったアレやコレの悩みを思い出す季節でもありますね。 ひじや膝の黒ずみに悩んでいませんか。今回はこの黒ずみの原因と対処法について考えてみましょう。 角質層の厚さ+摩擦 もともとひじや膝は関節部分であり、曲げ伸ばしなど動きが激しく衝撃や圧を受けやすい場所です。結果としてひじや膝は自己防