サンワのコラム

基礎化粧品・洗顔・枠練り石鹸の専門家、
サンワ・ウイングスがちょっとためになる豆知識をご紹介。

美容院
美容院にもサブスクの波が押し寄せる

モノ消費からコト消費へ、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。私たちの消費スタイルがモノを所有することからコト(サービス)を体験するように変化した、という意味で使われる言葉です。ここ数年で一気に浸透した感のある通称「サブスク」、サブスクリプション型サービス、あなたも一つくらいは契約しているのではないでしょうか。音楽や動画の配信サービス、本や雑誌の読み放題サービスなどすぐに思いつくサブスクがいくつもありますよね。最近ではこのサブスクが美容院にも登場していま

エステ・カウンセリング
クレオパトラまでさかのぼる?エステの歴史

人は美しいものに心動かされ、慰められます。だとすれば、自らも美しくありたいと思うのは当然のことかもしれませんね。人々がどのようにして美を追求してきたのか。エステの歴史に絡めて、紐解いてみましょう。 エステサロンの登場まで 古くは紀元前3000~4000年にすでに女性が脱毛していた形跡があるのだそう。古代エジプトの女王で絶世の美女とされるクレオパトラも非常に美への関心が高かったようです。バラ風呂やロバのミルク風呂に入っていたというエピソードは有名ですね。3世

流行色を決めるのは誰?

メイクでもヘアカラーでもファッションでも、好きな色をまとうのが一番とはいいつつも、トレンドは気になりますよね。では、その「トレンドカラー」とは一体だれがいつ決めているのでしょうか。流行している色を調査して決めるものなのか、それとも流行させたい色を決めてマーケティングに活かすものなのか。今回はこの「流行色」の謎を解き明かしてみましょう。 トレンドカラーは2年前に決まる 色の流行は自然に発生するわけではありません。実は当該シーズンのおよそ2年前に国を代表するよ

知っておきたいマーケティングのヒント②ペルソナ設定

マーケティングのヒントと題して①では選択的注意をご紹介しました。今回はターゲットにより広告を届きやすくするために効果的な「ペルソナ設定」をご紹介します。 データをもとにした架空顧客 ペルソナ(persona)はもともと「仮面」を意味するラテン語です。綴りを見てわかるように、英語の「人間・人格(person)」の語源となった言葉ですね。ここから転じて、現在ではマーケティング用語として使われることが多くなりました。このマーケティング用語としての「ペルソナ」は、

知っておきたいマーケティングのヒント①選択的注意

人間の目は大変高性能にできています。実は目だけではなく耳もそうですが、脳が必要と思う情報だけを取捨選択して取り入れているのだそう。確かに、見えているものや聞こえてくるものすべてを脳内で処理するとなると、パンクしてしまいますよね。これは心理学で「選択的注意」と呼ばれる現象です。今回はサロン経営の重要な柱であるマーケティングについて、心理学的側面から考えてみます。 発した情報はすべて届くわけではない 「カクテルパーティー効果」をご存じでしょうか。カクテルパーテ

「お客様が集まってくる」という幻想

サロンを経営するにあたって「集客」は欠かすことのできない重要な要素です。例えば人口300人の村に1軒しかないサロンであれば、お客様は放っておいても集まってくると考えられます。ほかに選択肢がなければお客様はあなたのサロンを選ぶしかないからです。しかし現状はそうではありませんね。近隣には競合店がいくつもある場合、数ある中からあなたのサロンを選んでもらうにはマーケティングする必要があります。何もしなくても来てくださるお客様はほとんどいないと考えてよいでしょう。お

自社ブランドコスメを販売!?OEM・ODMとは

エステティシャンとして働く、あるいはエステサロンを経営していくと、こだわりのオリジナルコスメを販売したいという希望が出てきます。皮膚美容や有効成分について学びを深めれば深めるほど、使いたいと思う商品が既存のものに見つからなくなることも多いでしょう。そうなると最終的には自らが企画考案した納得の自社ブランド商品を立ち上げたいと感じるのは当然です。ただ、化粧品開発には大きな設備投資が必要な気がしますね。個人サロンの規模で自社ブランドコスメを販売することはできるの

今話題のシカ(cica)って何のこと?

韓国コスメでお馴染みの「シカ(cica)」が日本でも大ブームです。最近では国産のシカ製品もさまざまに発売され、広告などを目にしたこともあるかもしれませんね。では一体、この「シカ」とは何のことでしょうか?語源や成分に注目して解説していきます。 傷跡?ツボクサ? 「シカ」の由来には大きく2つの説があります。韓国の薬局では傷や火傷、手術・ニキビ跡の赤身や盛り上がりを保護する「CICA-CARE」というシリコンジェルシートが人気なのだそうです。この「CICA-CA

変化のあるディスプレイで販売促進を目指す

コロナ禍で通信販売が伸びています。外出の自粛、三密回避、オンラインの活用が叫ばれ、人と人の対面コミュニケーションは驚くほど減少しました。ただ、そろそろ人恋しい気持ちもありますよね。ウィンドウショッピングでもいいから街をぶらぶら歩きたい。そう思っている方も多いのではないでしょうか。この状況にあって、店頭ディスプレイの重要度はさらに増しています。そこで今回は、お客様を惹きつけるディスプレイのコツをお伝えします。 化粧品で季節感を出すのは難しい 道行く人に「あっ

サロンで売るべきものは技術メニューだけではない

コロナ禍となり、対面接客の機会が激減しています。状況は徐々に好転していくと考えられるものの、コロナ禍以前と同じ状況が数年以内に戻ってくるかどうかについては、かなり厳しい予想も出ています。ただ希望があるとすれば、「プロにカウンセリングしてもらいたい」「自分の肌について知りたい」という欲求は、消えるどころか高まっているのではないかということ。仕事でもプライベートでもビデオチャットを利用する機会が増え、画面越しに自分の顔を見る回数が増えたことから、「きれいになり