眉メイクのコツ!垢抜けるコツは「立体感」

眉は顔を印象付ける非常に重要なパーツです。時代ごとにトレンドが移り変わっていくので、眉メイクを更新しないままでいると「なんだか古臭いな」という印象になってしまいます。
90年代前半のバブル期には極太眉、後半には極細眉、そして2000年代になるとギャルメイクの流行がありました。2000年代中盤から後半は女性らしさを引き立たせる盛りメイク、2010年代は脱力系ゆるふわと呼ばれるナチュラルメイクが人気になりましたね。
そして2021年の現在はバブル期を彷彿とさせるような太めナチュラル眉が人気です。
ナチュラルとはいっても、もちろん自然に生えている眉をそのままにしておけばいいわけではありません。
難しい眉メイク、垢抜けるコツをご紹介します。

形を整える

まずは鏡に向かって、眉を描いてみましょう。これはメイクというよりも、眉を整える下準備です。
スクリューブラシで毛流れを整え、顔全体のバランスを確認しつつ、ペンシルで輪郭を縁取っていきます。ここまでは眉、ここからは余白というガイドラインを引く感覚で、慎重に描いてください。納得のいく眉の輪郭が作れたら、そこからはみ出ている毛をシェーバーなどで剃るかハサミで短くカットします。あとで抜いても構いませんが、眉の形を作る段階で一本ずつ抜くよりも、まずは一度剃るか切るかして形を決めてしまう方がおすすめです。
次に毛の長さを整えましょう。眉頭は下から、眉中心から眉尻は上からコームを通して、輪郭からはみ出た部分をカットします。短く刈り込むというよりも、長すぎる部分をカットするイメージで行うとうまくいきます。

描きこみすぎず立体感を意識する

形を整えたらガイドラインとして描いた輪郭は一度落として、いよいよ眉メイクです。
現在のトレンドはふんわりとぼかした自毛のようなナチュラル眉ですので、ペンシルで描きこむというよりもパウダーで色を乗せて毛流れを活かすと良いでしょう。眉の下のラインが整っていればきれいに見えるので、上側よりも下側のラインを意識すると良いですね。眉尻や眉の下ラインはペンシルで形を描いたあと忘れずにスクリューブラシでぼかしてください。「描きました」というのっぺりとした眉にならないためにも、パウダーを利用したりぼかしたりする工程を大事にしましょう。
眉頭は描けば描くほど不自然になっていきがちですので、できるだけ元の眉を活かし、ふんわりとパウダーで色を乗せる程度で十分です。
最後に眉マスカラを使って色味を明るくすると同時に、毛流れをしっかりとさせれば立体感がぐっと増して垢抜け眉が完成です。
余力があれば、眉頭から鼻筋に繋がるようにノーズシャドウを、眉山の下に細くハイライトを入れると顔全体にメリハリの利いた立体感が現れ、より魅力的になります。入れすぎると不自然なので、ごく薄くから挑戦してみてくださいね。

アイブロウペンシルを使っている人は、こまめに先を削ってとがらせて使いましょう。先が丸くなっていると狙ったところに描けなかったり、眉尻がぼさっとした印象になってしまったりします。
一発で理想の眉に到達するのはほぼ無理だと考えて間違いありません。朝のメイクとは別に、「眉メイクを研究する時間」を取って自分に似合う眉メイクを探し出してみましょう。
自分で形のいい眉を整える自信がない場合には、一度だけプロに眉カットをお願いしてみても良いかもしれませんね。形が決まれば、あとは回数をこなしていくことで自然に上達していきます。
奥の深い眉メイクの探求を楽しんでくださいね。