パーソナルカラー診断の功罪①似合うってどういうこと?

「パーソナルカラー」という概念が広く浸透してきているように感じます。
肌や瞳、髪の毛や唇などの色は一人ひとり微妙に異なっていますよね。これはそれぞれ生まれ持った色素が異なることを意味します。この自分の色に似合う色を知るための助けになるのがパーソナルカラーです。
いまやネット上には無数のパーソナルカラー診断があふれています。無料でいくつかの質問に答えればその場で診断してくれるものから、専門的な知識を持つ人に有償で診断してもらうものまでさまざま。
ところが、実はパーソナルカラー診断には複数の流派があり、あちこちで診断を受けると真逆のタイプと判定されてしまうこともあると言います。
パーソナルカラーとどう向き合うべきかについて考えてみましょう。

似合わない色は着てはいけない?

もっとも一般的なパーソナルカラー診断は春夏秋冬の4シーズンに分類するものです。
ビタミンカラーの春、パステルカラーの夏、アースカラーの秋、ビビッドカラーの冬といったイメージが湧く人も多いかもしれません。スプリングとオータムはイエローベース、サマーとウィンターはブルーベースという分類もかなり浸透しているようです。
一度診断結果がわかってしまうと、「このアイテムはスプリング向け」「ブルーベースにぴったり」などとあれば自分の診断に合うものを選びたくなってしまいますよね。
ここで注意したいのは、パーソナルカラーはあくまでもあなたの魅力を引き立てる色だということです。
そもそも診断する人のもつ似合う・似合わないの感覚、診断のもとになる基本色によって診断が異なることはあり得ます。またパーソナルカラーではない色だからといって魅力を半減させるわけではありません。似合わないというのはあなたの魅力を色が引き立ててくれるというよりも色自体が悪目立ちしてしまうといったイメージでとらえると良いかもしれませんね。
もし自分の好きな色とパーソナルカラーで似合うとされた色が全然違う場合、どうしたらよいでしょうか。あくまでも好きな色を選ぶべきなのか、それとも似合うとされる色を選ぶべきなのか。
これはその人の性格にもよりけりで、一概に答えを出すのは難しい問題です。診断に従うことで安心感を得たい人もいれば、好きな色の服を着ることが喜びという人もいます。
すべてを似合う色でまとめるよりも、どこか小物で一色外すことでより魅力的に見える場合もあるでしょう。顔から遠い場所に配置すれば苦手とされる色でもまとめやすいという説もありますが、メイクに関して言えば苦手な色だと顔色が悪く見えてしまいがちなのも事実です。
読んでいて「正解がない」と感じるかもしれませんが、まさにそれが正解かもしれません。

パーソナルカラーはあくまでも参考アドバイスなのだととらえてみましょう。テストの答えのような唯一の正解ではないのです。
占いやおみくじのようにいいと思うところだけをちょっと生活の参考に取り入れてみる。ガチガチに縛られるのではなく、そんなスタンスでパーソナルカラーをとらえてみると良いかもしれませんね。