- a.反応釜に油脂類、アルコール、グリセリン、苛性ソーダ、白糖、水等を秤とる。
- b.加熱して中和・鹸化をする。(水の量などの条件を季節に応じて調整する。)
- c.一昼夜寝かせたあとに遊離アルカリを調整する。
- d.香料、着色料、その他添加物を加える。





中和・鹸化工程担当者の手にかかっている大切な作業です。
この工程の作業は、ほんの小さなことでも間違えると、よい石鹸ができません。
石鹸の色、香り、つや、透明、使用感が違ってきます。
これらを支えているのが、コツとカンと積み重ねられてきた経験です。
(この職人技は、誰にでもできるものではありません)
今では、少なくなってきた鹸化作業を守りながら、新しい方法を取り入れていく
そのことで、新しいものを生み出すことが、一番の目標です。

出来上がる石鹸によりどちらかの方法で行います。




切断には、石鹸にあわせた方法がいくつかあります。



全神経を集中する作業です。
切断したばかりの石鹸は、非常に柔らかくキズつきやすい為に大切により注意深く取り扱うため、切断中の石鹸から一瞬でも目を離すことのできない作業です。
ですから、 神経を集中する必要があるのです。

(切断後約7~14日間)
ひとつの乾燥室に30万個の石鹸を乾燥することができます。
乾燥室は、単に乾燥するための場所ではなく温度,湿度,換気を調整するのですが、ひとつひとつの石鹸達を見ながら調整します。
調整を間違えると石鹸は、たちまち品質を損ねてしまいます。
ここで重要なのが、『あわてず,急がず,ゆっくり』石鹸の状態にあわせて乾燥することが、 高品質につながります。


乾燥し変形した透明石鹸をぬるいお湯に入れ溶けすぎないように表面を柔らかくします。ラインの両側にたくさんの人が並んで作業を行います。
ひとつひとつていねいにタオルで石鹸の表面を磨いていきます。このときタオルには、秘密があります。タオルは、ある程度湿らせて使用しますが、湿らせすぎず,足らなさすぎずちょうど良い湿り気で磨いてやらないと、石鹸が小さくなるばかりではなく、できあがったときの透明感など仕上がり具合にも影響します。


変形した石鹸を、プレスすることにより形を整えより圧縮された状態にします。これは、透明石鹸だけに必要なかつ重要な工程で使用中の石鹸の減り具合などに影響します。


5の乾燥と同じことですが、室温,湿度,換気など更に根気よく注意して調整します。
この期間を40~50日間じっと見守り維持することが、大変重要です。


石鹸をぬるま湯につけ表面を柔らかくし、キズひとつない状態に磨き上げます。
この工程も機械では、かえって傷が付いたりするため手作業になります。


成型工程の最後に形をきれいにととのえます。製品によっては、文字やデザインを打ち込みます。


文字やデザインを消さないようにきれいに磨きます。
この工程のため、透明感が驚くほどあらわれてきます。
しかし、ただ磨くだけではなく文字やデザインを消すことなくつやを出すわけですから熟練された一部の従業員だけができる作業なのです。


乾燥させると言うより更に熟成させると言った方がよいでしょう。
できあがる直前にこの工程によって石鹸は、より透明でより品質の高いものになります 。


品質を均一にするため大きいもの小さいものキズがあるものをより厳しくお客様の立場に立って検査をします。
ひとつのものを一人で検査するのではなく、ひとつのものを何人もの作業員が、手に取り確実により厳しく検査します。
この検査が、できるようになるまで長年の経験と豊富な製品の知識が必要になります。


これまで何十日と手間と時間をかけた石鹸をひとつひとつていねいに手作業で包んでいきます。
機械で包装するのとは、見た目が同じでも中身が違う包むという作業を行います。


何十日という時間と何十人もの作業員のコツやカンと経験で作られてきた石鹸が、きれいな箱やケースに入れられてやっと工場を出ていきます。
